2015年11月26日木曜日

鎧着初式 上賀茂神社

上賀茂神社で毎年11月23日に鎧武者たちの「鎧着初式(よろいきぞめしき)」と「都よろい展示行列」が行われた。
平安・鎌倉時代に元服の時や鎧を新調したときに行われたもので、本殿お参り後、土舎で着初式が執り行われた。
烏帽子や兜が授けられ、親子で半年かけて作った鎧を着た子どもたちが上賀茂神社を練り歩いた。 
少し寄り道をしてせいか帰路の「鎧着初め式」「都よろい展示行列」の一行には間に合ってよかった。
この催しは「鎧廼舎(よろいのや)うさぎ塾」が、子たちの成長を祈願し、平安鎌倉期の伝統儀式「鎧着始め」を可愛らしいお子たちが鎧兜を身に付け、見守り役の大人武者とともにお披露目式であった。
鎧着初め式は、鉢巻を締めていた子が鉢巻を取り外して、かわり烏帽子を被る、烏帽子をしてた子が兜を授ける儀式である。
鎧・兜は精巧に出来た紙細工で半年も制作に要し本格的な鎧武者で晴雨に拘らず行われるという。
鎧着初式で、鎧姿の武者は壮観であった。
紅葉の境内のなかを、平安鎌倉期の創作大鎧を纏った武者姿の十数名が稀な雅な「都よろい展示行列」を拝見できよかった。
日本文化の素晴らしさや伝統を大切にする想いを忘れず、現代の感性にも通ずる鎧創りを目指し、2007(平成19)年に京都西陣にて工房を開設したという。

二ノ鳥居前で記念撮影、境内を通り庁屋前で解散した。
護王神社では「京北子宝いも」の収穫感謝祭が行なっていて上賀茂神社へは遅れてしまった。(11/23撮影)
<鎧着初式 上賀茂神社境内・庁屋>
 場所:京都市北区上賀茂本山339
 電話:075-781-0011
 境内:拝観無料 11月23日午後12:30~

0 件のコメント: