2015年11月13日金曜日

上七軒 お店出し

11日、北野上七軒で午後3時から置屋(中里)さんでお店だしが行われた。お昼過ぎからカメラマンが徐々に増えてお店出しの始まるころは中里さんの前は超満員に溢れていた!
今日の主役「尚あい(なおあい)」さんは、緊張した面持ちで女衆(おんなし)さんと姉さんの尚ひろさんとともに姿を魅せた。

嬉しそうな尚あいさん、カメラマンの「おめでとうさん」の祝福に会釈していた。
女衆さんと尚ひろさんと尚あいさんは、各御贔屓筋にご挨拶に回った。
先導役の女衆さんが尚ひろさんの妹、尚あいさんとともに、各お茶屋さんやお店を一緒に回り「今後ともご贔屓、おたのもうします」と挨拶した。
高いぽっくり、「おこぼ(赤い鼻緒)」は、歩くと鈴が付けられている。
初舞妓さんの尚あいさんは北野郵便局も尋ねて挨拶を交わした。

女衆さんが『尚あいさんがお店だしのご挨拶にまいりました』と言うと、尚あいさんが「あかあさん、どうぞご贔屓に・・・」と挨拶、女将さんが「おめでとうさんどす、きれいになって、がんばっておくれやす!!」の声が聞えてきた。
上七軒芸妓組合とお寺にも挨拶に行った。
舞妓さんは15,6歳ごろから、だらりの帯や華やかな衣装で唄や舞、三味線などの芸事を披露し、芸妓さんの見習い修行段階の人をいう。
修行一年目のときは上唇は口紅をぬらず、襟は可愛い赤い襟とする仕来たりがあるという。
襟足はお正月は三本にするが普段は二本で陽が射し、白粉と黒紋付が光っていた。
舞妓時代は自分の髪型で「割れしのぶ」を結い上げ、2~3年後になると「お福(福髷)」に結いかえるという。
最後は北野天満宮東門から中に入り、女衆さん、お姉さんの芸妓さん(尚ひろ)さんと尚あいさん三人で社務所に挨拶をした。
挨拶を終えて晴々とした表情を浮かべる尚あいさんだった。
尚あいさん、緊張が解れたのかリラックスしていたが、お座敷、お稽古、頑張ってください。
初舞妓さんの「尚あい」さん、尚ひろさん、女衆さん、今日はご苦労さんでした。(11/11撮影)

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