2012年4月14日土曜日

京都府庁の桜

京都府庁は上京区丸太町釜座通り「府庁前バス停」を北へ約徒歩分のところにある。桜の開花に合わせて旧本館歴史建造物とともに一般公開をしている。日本最古のものと言われる旧本館は、松室重光氏が設計を任され1904年(明治371220日竣工したレンガ造の建物で109年経っている。
この地は京都守護職上屋敷で、幕末、警備のための役所があった所旧本館は、2004年(平成16)国の重要文化財に指定されたこの地は京都守護職上屋敷があり、幕末、警備のための役所があり強い権限が京都町奉行に与えられていたという。創建時の姿をとどめる旧本館は、2004年(平成16)国の重要文化財に指定された。
青空を背景に美しいしだれ桜旧本館の中庭に咲く美しい桜旧本館の中庭には、美しいしだれ桜とソメイヨシノや容保桜(かたもりざくら)など6本が植えられている。和と洋の美しい庭を形成して隠れた桜の名所になっている。旧本館中庭中央のしだれ桜の開花に合わせて行われるもので府民の桜としても有名で入場無料公開されている。
旧本館2階の窓越しに見る光景は素晴らしい京都守護職で会津藩主の松平容保公にちなみ「容保桜」と命名中庭中央のしだれ桜は、「桜守」として知られる造園家の16代佐野籐右衛門氏によると、氏の父である先代とともに昭和30年代に円山公園のしだれ桜の実生木(みしょうぼく:種から育った木)を植えたもので、円山公園の初代しだれ桜の「孫」にあたり繊細で妖艶な遺伝子を受け継いでいるという。
また、容保桜はヤマザクラとオオシマザクラの特徴を併せ持つ珍しい品種で通常のヤマザクラより大輪で、花梗(花軸から分かれ出て、先端に花をつける小さな枝)が長いことが特徴とのことだ。幕末、この地に上屋敷を構えた京都守護職で会津藩主の松平容保公にちなみ「容保桜」と命名されている。
中庭のしだれ桜風に花びらが舞い落ちる幻想的な光景に訪れた人々は感激の様子だった明治時代に建てられた由緒ある建築で京都府の庁舎として使われてきた中庭、旧本館2階の窓越しに見る光景は、かわる桜の表情をクラシックな建物を背景に枝を伸ばす姿はとても素晴しい。桜が美しく咲き誇り、時折風に花びらが舞い落ちる幻想的な光景に訪れた人々は感激の様子だった。

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